いずみウェブサポート – ブログ

サイトリニューアルで売上げが3.5倍に

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誰に向けて発信しているのかわからないサイト

2008年、世間ではまだネットショップも今ほど数多くない頃、防災グッズを販売するA社で、事務員として勤めていました。

会社のホームページは存在していましたが、会社名で検索しても、3~4ページ目に表示され、残念ですが、名刺交換をした方や、お知り合いの方が見てくださる程度のものでした。

ところが、急にネット担当者がやめてしまって、経験のないわたしが新しい担当者として任命されたのです。雲空

その会社のサイトは、企業向けのサイトの中にショッピングカート(販売ページ)があり、企業向けに売るのか、個人向けに売るのか、誰に向けて言葉を発信していけばよいのかわからない状態でした。

このままではお客様が戸惑ってしまう

誰に向けて発信すればいいのかわからないサイトで、訪れたお客様に興味を持ってもらうにはどうすればよいか・・・
お客様の気持ちになってイメージしてみました。

・企業として検討している場合
社員のための大規模な備蓄である。
同業他社との相見積もりが主流である。
企業としての予算が決まっている。
営業マンとの面談が必要である。

・個人として検討している場合
家族の人数に合わせ、必要最低限が必要である。
どんなサイズ、何日分、何が必要か、が知りたい。
送料や支払方法、いつ届くか、信頼できるか、が知りたい。

相手によって、悩みも違うので、商品説明もアピールする言葉も変わってきます。
今のままではお客様が戸惑ってしまう、これはサイトをもう一つ作る必要がある、と考え、社長に提案しました。

ネットショップを立ち上げる

社長はわたしの意見に同意してくださって、提案が通りました。

思い切って企業向けのホームページからショッピングカートを省き、新たにサブドメインを取得して、個人向けのネットショップを立ち上げることになりました。

企業向けのサイトにはショッピングカートの代わりに見積もり依頼のフォームを設置し、営業が対応し、価格交渉も含めて面談へ導くようにしました。

個人向けには、何もないところから新たにネットショップを構築する必要があったので、商工会議所の紹介で、ネットショップ立ち上げコースという講座に参加しました。

お客様が迷わないサイトで成約率が3.5倍に

企業の方にも、個人の方にも適したサイトづくりをした結果、サイトを訪れてから購入までのプロセスでお客様が迷うことなく、商品を検討していただけるようになりました。

そのサイトはわずか3ヶ月で成約率が3.5倍になり、私が担当をおりたあともなお、売り上げが上昇し続けているようです。

※この記事は依頼により、実在の名称を控えさせていただいております。

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